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『ルージュマジック^_^プリキュア』

【概要】
《まちくた》《かなみ》のふたりの女の子が夜学バーで働く物語。月1回くらいのペースで通常営業を担当する軌跡です。各回ごとに当人たちの感想文を掲載しています。(j)

 最終更新:2022/04/27


【序文】
まちくた(2022/02/17更新)
かなみ(2022/02/17更新)
店主より(2022/02/17更新)


【各話解説】
第1話「私たちが店番!?ありえない!」(2022/2/12土)
第2話「カンベンして!かなみに狙われたまちくた」(2022/3/5土)
第3話「イケてる実習生に気をつけろ!」(2022/4/10日)
第4話「ミラクル!?生きている夜学バー(2022/5/7日)



●まちくた

 先日(編者注:2022/01/10)女子高生の視野を広げるための大人女性の会を開きました! まちくたです。かなみさんと一緒に今度は夜学バーの通常営業としてカウンターに立ちます!

●かなみ

 夜学バーが好きで、いつかあのカウンターの中に立ってみたいなと夢見ていた大人女性・かなみです。ひょんなこと(?)から例のJK・まちくた氏と通常営業をすることになりました。

 かなみという人物がどのような人物であるのかを伝えるべく、
・夜学バーが好き(+お店が好き)
・いつか夜学バーのカウンターの中に立ってみたいと夢見ていた
 という2点についてお話させていただきます。


 まず夜学バーが好きということについて。
 夜学バーが好きだという事実は揺らぎないのですが、正直どんなところが好きなのかは今のところ上手く言い表すことができません。(夜学バーに限らず、物凄く好きなものがあっても「どんなところが好き?」と聞かれると上手く答えられないことが多いです。)しかし確実に言えるのは、私にとって夜学バーという「場」が必要だった。だから通うようになったのだと推察します。

 では、どうして夜学バーという「場」が必要だったのか?超個人的な話ですが、私は3年前、就職を機に地元新潟から一人で上京してきました。東京には友達がほとんどおらず、人間関係は職場の人のみ。日常の中にコミュニティが一つしか無いのは息が詰まります。東京で友達を作るべくいろいろ頑張りますが、上手くいかずに2年経ちます。
 そんなある日、「なんか面白い店ないかな」とTwitterを漁りまくっていた時に見つけたのが夜学バーです。勇気を出して行ってみると、そこにはいろんな人達がいて、同じ「場」を共有していました。
 夜学バーでのいろんな人達との関わりは、普段の閉じた人間関係の中だけでは味わえないような新鮮さや学びがあり、私の心に栄養を与えてくれるものでした。この栄養のおかげで、私は少しずつですが確実に、素敵な人物に育っていっていると思います。言うなれば、自身の栄養補給のために定期的に通うようになったのかもしれません。夜学バーに行ったほうが自分のためによい、と無意識に判断したのだと思います。

(ここからはお店が好きという話に移ります)

 ある人から「夜学バーとは?」と聞かれた時、「場を楽しむ空間。喫茶店のような、学校のような、はたまたドラえもんの世界の空き地のような…なんとも形容しがたいもの」と答えました。「場」を楽しむ。「場」を味わう。こういったことができるから、私はお店というものが好きなのだと思います。

「お店に入ること」は一種の賭けだと私は考えます。お店に行けば必ず誰かがいて、そこには必ず「場」が生まれます。その「場」は自分にとって楽しいものかもしれないし、そうでない時もあるでしょう。行ってみるまで分からない、というドキドキ感がたまらなく好きなのです。だから、何度も行ったことのある夜学バーでさえ、扉を開ける瞬間は毎回ドキドキしてしまいます。私はいろいろなお店に行きますが、お店に入るという行為が本当に好きで、興奮せずにはいられないのです。(急に気持ち悪い文章になってしまいました。すみません…)


 次に、夜学バーのカウンターの中に立ってみたいと夢見ていたということについて。
 夜学バーのようなお店が好きなので、夜学バーのようなお店が他にあれば行ってみたいなと私は考えます。ですがなかなか見つかりません。

「じゃあ自分で作ればいいじゃん!」

 これが、「お店に立ちたい」と思うようになったきっかけだった気がします。消費する側から生産する側へ、という心境の変化です。
 お店に立ちたい、というのはどんなお店でもよいというわけではありません。もし自分がお店をやるならば、夜学バーのように素敵な「場」を作り出したいという希望がありました。とはいえ、それが簡単なことではないのは百も承知です。(店主のジャッキーさんが、絶えずさまざまな工夫を凝らしてお店に立っているというのが伝わってくるから。)
 実際、「私が夜学バーに立つなんて100年早い」と本気で思っていました。けれどチャンスは突然訪れて、まちくた氏から「一緒に夜学バーに立ちませんか?」とお誘いを受けました。このチャンスを逃したら、もしかしたらもう一生チャンスは巡ってこないかもと思い、夜学バーに立つことを即決しました。


 最後までお読みいただきありがとうございます。拙い文章でしたが、私という人物像が少しでも伝わっていれば幸いです。もしご興味を持っていただけたならば、ぜひ直接会いに来てください。
 2/12(土)13:00〜20:30、夜学バーに立ちます。初めての人もそうでない人も、お会いできることを心より楽しみにしております。

■店主より

 以下は蛇足です。
 この文章を書いている店主尾崎は2004年2月から2006年1月にかけて放送されたアニメ『ふたりはプリキュア』『ふたりはプリキュアMax Heart』(いわゆる初代プリキュア)が心の底から大好きであり、誰かや何かに媚びたのでも、ふざけているだけでもありません。「アニメ」というジャンルがとりわけて好きなわけでもなく、これ以降16年間で全話通して観た新作TVアニメは片手で数えるくらい。初代プリキュアはほぼ特異点として、格別に好きな作品です。
 ある日、夜学バー乗っ取りを目論む女子高生まちくた氏(こんな会をやってくれました)が、「一緒に夜学バーに立ちましょう」とかなみさんを誘いました。その時に「プリキュアっぽいよね」と誰かが言いました。そうだねーみたいな感じになって、そのノリで↑のタイトルがやがて決まりました。(僕がゴリ押しで「プリキュア!プリキュアにしよう!プリッキュア〜〜!!」とか主張したわけではございません。)まちくた氏の世代だと4人組の『フレッシュプリキュア!』あたりがギリギリ太古の記憶というラインだと思いますが、『ふたりはプリキュア』もよくご存じでした。さすがは初代。かなみさんは観ていた世代かも。
「ルージュマジック」というのはもちろん忌野清志郎+坂本龍一の『い・け・な・いルージュマジック』(1982年2月14日発売)から。発案はまちくた氏。^_^を挟もうと言ったのも彼女です。僕がよく使う顔文字で、曰く「感情が全く読めないから嫌い」とのこと。
 勢いのあって髪の短いキュアまちくたはどちらかといえばキュアブラック(なぎさ)、それに比べれば控えめに見えて髪の長いキュアかなみはどちらかといえばキュアホワイト(ほのか)ということで全会一致。↑↑の文章も好対照で、まさにという感じがします。

 彼女たちには、うまく夜学バーを利用してほしいと思っております。もちろんその過程で、夜学バーや僕や、世の中に良きことをもたらすのを条件に。やる気があるので13時から20時30分(JKに門限があるので)という長丁場を二人で担当します。※注:第1話の放送時間です、各回については都度ご確認ください
「小さな空間を運営する」という経験はきっと大きな糧となるはずですが、そのためにはお客さんがいないと仕方ありません。色々気をつけながら、慎重に静かにどうかおいでくださいませ。特にこういう場合、バランス良く色んな人が来たら豊かならむと思います。先日の「大人女性の会」へあえて来ないで様子見をした控えめな方々、よろしければさらっと。
(2022/02/02記)

もくじ
第1話「私たちが店番!?ありえない!」(2022/02/12土 13-2030)

まちくた
かなみ


【まちくた】
<かっこつけるということ。>

 2/12 かなみさんと2人で夜学バーに立った。
 書ききれないほど色んなことを感じ考えたけれど、この日、ごくごく個人的な、でも重大な気づきを得たのでそれについて少し。

 頭で考えたことを行動に移すのはとても難しい。
 自分の信念に反する行動をしていてもとっさに気づけないことも多い。
 その点で私は2/12、夜学バーに立ったとき、自分の信念に全く反した行動をしてしまっていた。しかもそのことに営業も終わり際、店主に指摘されるまで気づかなかった。
 私は2/12夜学バーに立つ前、事前に、夜学バーに立つ時の心得を店主から教わっていた。
 その中の一つに、どうも納得できないというか、自分には違和感のある教えがあった。
 それはすべての仕草で〝かっこつける〟ということ。お酒を入れる仕草とか、カウンター内での行動すべてをキチッとかっこつける。
 私はこの〝かっこつける〟ことの意味がイマイチわからなくて、当日もなぁなぁにしてしまっていた。(命だけはお助けを、、)
 店主に注意されたときも直後は「なんでそんなしつこくいうの?!」という疑問でいっぱいだった。(本当にごめんなさい、、)
 だって、2/12の私は、飲み物も満足に作れないし、失敗ばかりで全然かっこよくなかったから。そんな部分的にかっこつけても意味が無いと思っていたから。
 でもふと考え直した時、その思いは間違いだと気づいた!
 なぜなら〝かっこつける〟ことの意味や大切さなど、とっくのとうに自分は知っていたからだ。
 夜学バーのカウンター内でかっこつけなければならない理由はただ1つ。
 そこがステージだからだ。
 私はステージに立つミュージシャンが好きだ。ステージに立つミュージシャンは、どんなに冴えない見た目でもどんなに情けないことを歌っていても、〝かっこつける〟
 かっこつけた結果かっこよくならなくても、だ。
 ダサいことなど百も承知で、むしろダサいからこそ必ずかっこつける。
 ステージに立つ上での、その覚悟こそ、かっこいいし、頼もしい。そして憧れる。
 2/12夜学バーで私は失敗ばかりの新人だった。
 でも、だからこそかっこつけなければならなかった。
 新人として、お客さんから見守られるだけでも夜学バーという〝場〟は成立してしまう。
 なぜなら、今まで店主や他の従業員の方やお客さんたちが作り上げてきた土壌があるから。
 でも元からある土壌で築かれた〝場〟を保って上手くいったように見えてもそれは本当のかっこよさじゃない。
 今よりもっとダサくみえるリスクを背負って、でもかっこつけるからかっこいいのに。
 そして、そのことを私は誰よりも知っていたはずなのに!
 考えと行動を結びつけるのに一日使ってしまった。けれど、その一日のおかげで、机上の空論が実際の自分の行動に繋がったとも言える。
「なりたい自分を演じることで、本当になりたい自分に近づける」とは、私の大好きな漫画『鈴木先生』に学んだ教え。
 まずは夜学バーに相応しい自分を演じてかっこつけなくては何も始まらない。
 2/12が不本意だったとは言わない。その時の私(たち)が作れる最大の良い場ではあった。
 でもこれからはもっと良い。回を重ねる事に良くなっていくはず!
 思えば私はプリキュアだった。プリキュアだってどんな敵がきたって、変身して戦うじゃないか!
 2/12より、ぐんとパワーをアップして、かなみさんとまた3/5に夜学バーに立つぞ!
 乞うご期待!!!!


【かなみ】
 まちくた&かなみの初営業。計12名のお客(記念すべき初営業の日に来られた人は貴重!!)。
 初回から7時間半営業という飛ばしっぷり。要するに2人ともキチガイなのです。でもおかげでいろんな時間に、いろんな方にお越しいただきました。「お店が開いている」というのはやはり大事なんだなぁと思わされます。私は好きなお店がいくつかありますが、私とお店双方のタイミングとかコンディション(?)が合わなくて、行きたくてもなかなか行けずなんてことはよくあります。もちろん「この日だから来れた!」もあります。夜学バーで、同じ時間を共に過ごせるというのはある意味奇跡に近いようなもの。私たちプリキュア営業は今後月1回程度を予定。そんな月に1回の日を、大事に噛み締めていこうと思います。

「新潟の人(かなみ)から新潟のお酒を出してもらう、を今日は絶対やろうと思ってた!」とおっしゃって新潟の日本酒を注文された方がいました。とっても嬉しい!と同時に「あぁ、私今日ちゃんと来られて良かった」とも思いました。↑さっきの「お店が開いている」のに加え、「〇〇さんがいる」というのもお客にとって大事なことの一つとしてある。体調を崩さず、健やかにこの日を迎えられたことを誇りに思います。

 後日プリキュア+店主ジャッキーさんの3人で感想戦をしました。2人のカウンター内での立ち回りや場の運営方法など。とっても難しいけれど、2人だからこそ「こんなこともできるんじゃ!?」と話し合ったり。いろいろな可能性を感じて、ワクワクが止まりません。そんなワクワクを今後皆様と一緒に共有できたら嬉しいです。何卒よろしくお願いいたします。

 第2話は3月5日。次回もお楽しみに!

もくじ
第2話「カンベンして!かなみに狙われたまちくた」(2022/03/05土 14-2030)

まちくた
かなみ
店主より


【まちくた】
 春から高校生になる娘さんを持つ方。
 どうやら娘さんは軽音楽部に入りたいらしい。
 春から高二になる軽音楽部員の私にはちょー親近感のある話題。
 軽音楽部は男女関係で必ず揉めるとか言っちゃったけど大丈夫だったかしら?ヮラ
 その後は音楽畑の方と演劇畑の方が興味深い話をたくさんしていて、思わず聞き入ってしまう。
 なんとここで、私が導入した新兵器〝親戚のおじさんから譲り受けたアコギ〟が大活躍!
 ハートでしかギターを弾けない私が、プロで音楽をやっている方の前で弾き語りをする事件勃発。
 マジで死ぬほど緊張した。。。。
 終盤は、新兵器でギターを練習する店主(見守り滞在していくれていた)や、バンドを組みたいからと、指ドラムを無心(表情に現れている)に練習する相方のかなみ氏を横目に、茶をしばくその他、というカオス展開。。
 不思議なもので、それでも場が成立していたのが素敵。
〝来たら良いことがある場〟を作るのは難しい。正確には〝「良い事」の種類が多種多様な場〟は中々ない。
「良い事」の種類を限定すれば〝来たら良いことがある場〟は簡単に作れる。
 繋がりたい人〜とか、お酒飲みたい人〜とか、お喋りしたい人〜とか。
 でも、色んな種類の「良いこと」が発生してほしいし、きてくれた人も色んな「良いこと」があってほしい。
 少なくとも私が客として夜学バーに行く時は、色んな種類の「良いこと」を持って帰れる。
 並大抵の能力じゃ作れないし、維持できないけど、私はかなみさんと一緒に、素敵な場を作れるプリキュアになる!
 今日は前回から成長して振る舞えた実感があるし、次どうしようかもたくさん思い浮かんでるし、信念と努力でがんばります!
 次回も乞うご期待!


【かなみ】
 ギターを持ち込んだまちくた氏が弾き語りをすることに。アコーディオンを弾くお客さんがいらしたので即興コラボ。本当に素晴らしい時間が流れる。
 店主ジャッキー氏の著作『小学校には、バーくらいある』の6章「おんなじ星を 見ているんだね」を思い出しました。〈流し〉の歌くずさんがバーに来て、お客さん達と一緒に即興で歌を歌うというシーン。大好きなシーンです。バーという小さな小さな空間で、みんなが素敵な時間を過ごす。非常に感動的でした。

 実は私も音楽をやってみたいと最近考えていたので、途中からは無心で指ドラムを練習していました。右手、左手、右足、左足をバラバラに動かすなんて難しすぎる! とてもじゃないけど無理!と思っていましたが、ずっとやっていたら結構上達しました。
 私は最近「複数のことを同時にやる」という修行(!)をしています。これ、ドラムの練習とよく似ているなと思いました。最初は右手だけ。慣れてきたらそこに左手を加える。さらに慣れてきたら右足を加える…といった具合。土台に一つ一つ丁寧に重ねていくというイメージ。今回の第2話では、私が夜学バーに立つ上での基本姿勢というか土台のようなものが見えた気がします。

 土台というのは簡単に言うと「自分が楽しむ」ということ。第1話解説のまちくた氏の文章で、”夜学バーのカウンター内はステージである”というようなことが書かれていて、そこからヒントを得ました。ステージに立つミュージシャン又は役者というのは、まず自分達が全力で楽しんでいる、と私は思うのです。自分達の音楽や演劇が楽しくてしょうがないという様子が伝わってくる。それを見てお客さんも楽しい気分になったり、心を動かされたりする。私はいろいろなライブやイベントに行ってそれを何度も体験してきました。
 夜学バーはみんなの場である以上、私だけが楽しんでエゴ的な場にしてはいけない!とつい最近まで思い込んでいました。けどそれは0か100かしか無い、数直線的で危険な考え方であると気づきました。ではどうしたらよいか? 先述した「複数のことを同時にやる」です。二つ以上のことを同時に始めようとすると、全てが中途半端になってしまうというのが今までの私の経験則(不器用なので…)。だからまず一つ土台をしっかり固める。そこに二つ目、三つ目…と重ねていくことで、私たちプリキュアもお客さんも楽しめる素敵な場を作っていきたい! そんな所存でございます。

「複数のことを同時にやる」に関してはまだまだ未熟者です。ドリンク作るのだってあたふたしちゃうし…。でもあたふたしててもかっこつけることだけは忘れません。カウンター内でかっこつけることも基礎的で土台のようなもの! 誠実に、修行を重ねてまいりますので、今後ともどうぞよろしくお願いいたします!


【店主より】
 第1話では、お客さんがたくさんおいでくださったのもあり、後半電池が切れてしまったり(主にかなみさん、第2話では対策として途中もぐもぐタイムを導入)、「よくない無言の間」が発生(当人たちの所感)していたり、「オキャクサンマンゾクド大丈夫か?」と思う場面もありました。しかし「教育実習生の授業には途中で口を挟まない」というのが教員の世界の不文律(たぶんそう)なので、途中抜けたり入ったりしながら、手出し口出しを最小限にして眺めておりました。
 こちら(僕)の落ち度というか、申し訳ないと思ったのは、ふたりとも「飲食店としてのオペレーション」で手一杯になってしまっていたこと。想定よりちょっとお客さんが多かったのでキャパオーバーになってしまっただろうし、そのせいで疲れてしまったとも見えた。普段くらいのゆったりした営業ならばもうちょっと余裕を持って対応できたはず。事前にもっとドリンク作りなどを練習してもらうべきだった。本番で覚えるのが一番いいのだと、こちらも手を抜いてしまったところがある。反省いたします。
 でも、その荒波に揉まれてふたりともめちゃくちゃいろいろ考えたりわかったり身についたりしたみたいなので、結果的には良かったと思います。「キャパ以上がんばるとき 喜びも大きい」とは、『ふたりはプリキュア Max Heart』おわりの歌『ムリムリ!? アリアリ!! INじゃあな〜い?!』の歌詞。「いのちがふくらんでゆく そんな気がする 不思議」と続きます。(どうでもいい?)
 第1話においでになって、なんとなく消化不良を感じていた方がもしいらっしゃったら、ぜひまた一度。あの頃と比べたらまるで赤ん坊と兵隊だときっと言えるくらい、当プリキュアぐんぐん強くなっているはずです。

 実際、第2話では、正直に言ってお客さんが前回ほど多くなく、注文もさほど立て込まなかったのもあり、かなり余裕を持って、楽しんでやれたようなのが感想文からもわかります。ただここからが難しく、「果たしてそれは本当に『良い場』『良い時間』『良い空間』だったのか?」という疑問は、永遠に消えることがありません。来店したすべてのお客さんにとって、「今日の夜学バーは素晴らしかった!」と思っていただけているかどうかは、これはもうほぼ絶対にわからないこと。「最高だった!」と思っているのは自分(たち)だけかもしれない。最近ふたりも観たアニメ『がくえんゆーとぴあ まなびストレート!』でいうと、「学園祭を楽しみにしていたのは生徒会まわりの人たちだけで、一般生徒にはそんな情熱はないのではないか?」という疑問。でもそれを疑い続けて、絶望して、諦めたってしょうがない。少しずつ「証拠」を集めていくしかない。「ああ、やっぱりあれでよかったんだ」「あのときお店に立っていてよかった」と思えるための証拠を。


「色んな種類の『良いこと』が発生してほしい」とまちくたさんが書いてくれているけど、これは本当に僕も一番大事にしたいことで、だけど「絶対にそういうことになる」とはやっぱり言えない。せいぜい「良いこと」が起こる可能性をできるだけ高める、ということしかできない。そのためにできることはできるだけやる。

>けどそれは0か100かしか無い、数直線的で危険な考え方であると気づきました。ではどうしたらよいか? 先述した「複数のことを同時にやる」です。《かなみ記す》

 おそらく、ふたりはほぼ同じことを言っております。「いろんな種類の『良いこと』」を発生させる、その可能性を高めるためには、「複数のことを同時にやる」がきっと必要。
「トランプをやっている間は、トランプしかできない」と僕はよく言うのですが、これをまさにまちくたさんは言ってくれています(彼女にこの言葉を伝えたことはたぶんありません)。良いことの種類を限定する、というのは、「トランプバー」をやるみたいなこと。トランプが楽しくないなんてことはほぼないので、トランプバーに行けばまず間違いなく楽しい気持ちになれるのですが、一方で「いろんな種類の『良いこと』」が起こる可能性はむしろ低くなってしまう。
 トランプだけをやっていれば、トランプにまつわる「良いこと」しか訪れにくい。いろんな種類の「良いこと」を待つには、いろんな種類のことを「同時に」やっていなければならない。かなみさんはそういうことをたぶん、言ってくれているのです。すばらしいふたり。まさに「真逆のキャラでも相通じてる」というのです。引き続きよろしくお願いいたします。

もくじ
第3話「イケてる実習生に気をつけろ!」(2022/04/10日 14−2030)

まちくた
かなみ


【まちくた】
 プリキュア営業三回目。
 お客さんが来た時の段取りとか飲食物の提供がスムーズにできるようになって、営業中、今展開している場について考えている時間が増えた。良い成長だと思う。
 やっと本題に取りかかれたという気持ち。
 でも、本題こそが難題。
 前回〝色んな種類の良いことがおこる場にしたい〟と言った。文書に書くのは簡単だけど、実際お店で自分(たち)の力で作り出すことは難しいし、時として考え方をわかってもらう(認識してもらう)こと自体難しい。
 なぜなら〝良いことが起こっているのにそれを止めなければならない〟状況が発生してしまうから。これで満足なのにどうして変えるの?という疑問が生じてしまう。
 だから単純に注意すればいいわけじゃないし、今独占している良いこと以外の良いことをおこす、もしくは起きうる状態にしなくてはならない。
 めっちゃ重い義務みたいに書いたけど、幸い私はプリキュアなので、難しいことにも二人で立ち向かえる。
 自分がすべきことだったり自分が考えるべきことは達成できたから、ここからは二人で何をするかだと思う。
 抽象的なことばっかりになってしまったけど、手応えはあるし、次回やるべきこともみえてる!
 果てしない伸び代を着実に伸ばしています。
 次回も乞うご期待!


【かなみ】
 夕方くらいまではずっとお客さん2名。おひとり帰られた後2名いらして、夜はお客さん3名に。この日は計4名のお客さんがいらっしゃいました。
 場を構成するメンバーによって、場のスピード感やリズムが変わるのをとても実感した1日でした。ある時は速く、ある時はゆっくりに。人によって心地よいスピード感やリズムというのは異なるでしょう。異なるけれども、できる限りみんなが調和した世界だといいなあと個人的には思います。誰かだけが取り残されることのないように。
 夜学バーにお越しくださるお客さんお一人お一人には、良い気分で帰ってもらいたいです。そのためには、店員とお客さんという一対一の関係だけではなく、場の関係を考えなければいけません。ここは自分だけの世界ではなくみんながいるということを、うっすらとでも意識してもらえるように、こちらも工夫をしていきたいです。

 お客としてお店を訪れて、なんだか物足りないなと感じると「帰る」or「もう少し滞在する」という選択をすると思います。
「帰る」or「もう少し滞在する」の選択基準は人それぞれだけど、「今後の展開に期待できるかできないか」という一つの観点があると思います。例えば、一度だけ夜学バーに来たことがあるAさんという方が二度目に来店したとします。一度目はけっこう楽しくて良い気分で帰ったけど、二度目の今日はなんだか物足りない。「帰ろうかな、どうしようかな…。でもこの前は楽しかったし、もう少しここに残ればこれから楽しいことが起こるかも…?」とAさんは頭の中で考えます。そうして、Aさんは「もう少し滞在する」に賭けたり、「帰る」という選択に落ち着いたりする。以前「お店に入ることは一種の賭けだと思う」と書いたことがありますが、そういうようなこと。この賭けに勝ち負けや○×という概念はありません。良かったら「ラッキー!」だし、そうじゃなかったら「そういう日もあるよなあ」って思うくらい。でも「そういう日もあるよなあ」はなるべく続かないほうがいいし、できる限り期待に応えたいものです。店に立つ人間として、頑張ります。
 比較的長い時間いてくださったなあと思うお客さんがいたので、このようなことを考え、書いてみました。(念の為書いておきますが、これは私個人が考えたことなので、そのお客さんがどんな理由でお店にい続けてくださったのかは分かりません。)

 プリキュア営業を3回やってきたけど、3回とも全然違う。それはいろんな方が来てくださるから。毎回全然違うからその分難しくて壁にぶつかることもあるけど、楽しくなる未来を想像して頑張ります。

 と言いつつも急ではありますが、私は次回からしばらくお休みをいただきます。理由は、やりたいこと(プリキュア)とやるべきことのバランスを保つのが難しくなってきたためです。私は今後、本職とは全く別ジャンルで起業する予定で、その準備と勉強に追われています。前回「複数のことを同時にやる修行をしている」と書きましたが、一気にいろいろやるのはやはり大変でした…。せっかく夜学バーに立たせてもらえるのなら、全力でお客さんをお迎えしたいと思っています。そのためにも、今はまずやるべきことを優先させていただきます。
 まちくた&かなみの2人営業を楽しみにしてくださっていた方がいましたら申し訳ございません。復帰時期は未定ですが、その間もまちくた氏がルージュマジック^_^プリキュアを続けてくれます。次回第4話もどうぞよろしくお願いいたします!

もくじ

第4話「ミラクル!?生きている夜学バー」(2022/05/07日 14−2030)

まちくた


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